結成31年、常に時代の中で革新的な存在であり、かつ、その活動のブレのなさにおいても、 日本のロックシーンで抜群の信頼感、存在感を誇る。 1978年、鮎川誠、シーナを中心に結成。 鮎川が以前組んでいたグループ、サンハウスで培ったブルースロックへのリスペクトを基盤に、 折りしも勃興していたパンクロック、現在も時代の先端を行くYMOチームとの邂逅から生まれたテクノサウンド、 そしてそれらを全てを【最小限の編成で最大の効果を与える】というソリッドなスタイルは、 後のめんたいロックの基本となり、デビュー早々、多くの音楽家に影響を与える。 また、アルバムの海外発売、ニューヨークCBGB でのライブ、ウィルコ・ジョンソン、ラモーンズ等、 海外の同士へ向けての活動も、時代の先を行くものである。 そして、ロケッツの美しい点は、これらの活動のいずれもが戦略立ったものではなく、 メンバーの純粋な思いに端を発しているところである。 結成30周年を迎えた2008年には、オリジナルメンバー全員が再集。 結成時のメンバー全員が今日も元気にツアーに出る、という点においても、ロケッツは奇跡的な存在である。 また、デビュー時には音楽的にも社会的にもとがった若者中心だったライブ会場も、 現在はステージから発されるハッピーなバイブレイションを楽しむファミリーにまで広がっている。 鮎川は『最初にやりたかった事が、今も一番やりたい事』というキーワードを良く語るが、 彼ら自身の音楽性が変わることなく、変わりゆく時代の中で生き残っている証である。 また、ビジュアルもロックの大事な要素として研鑽を重ねてきた鮎川は、映画、CMへの出演、 シーナはファッション誌のモデルなども多く行なう。 また鮎川はその音楽への愛情を書籍執筆という形で表現したり、 シーナ、鮎川はラジオパーソナリティとしても活躍。 その活動はとどまる所を知らない。